「抱かれる子どもは良い子に育つ」を読んで

息子を抱っこすることをためらう必要はないと思えるようになった。

むしろたくさんたくさん抱っこしたいと思うようになった。

 

そして。自分の今の存在価値を認められるようになった。

出産後、自分の価値が下がったと感じていた。

時短勤務を選択し、会社への貢献が減った。お給料が減り、家計への貢献が減った。家事の手を抜くようになり、夫への貢献が減った。

でも。

子どもに存在感を与えるのは神や仏と同じ、それだけで尊い営み、という趣旨の内容を読んで。

息子に愛情を注ぐことはそれだけで価値がある行為と思えるようになった。

会社にとって、私の価値が下がったことは確か。

きっと夫にとっても、私の価値が下がったことも事実。

でも、自分の、自分の行為に対する価値を下げる必要はない。

出産前と比べた大小は分からないけれど、仕事、稼ぎ、家事、育児、全て足し合わせると、少なくとも自分が満足するに値する価値のあることをしている。

だから、卑屈になることはやめようと思った。

 

そんなことを思わせてくれた一冊だった。